東京湾・相模湾の沖釣りのススメ

東京湾・相模湾を中心とした沖釣り(船釣り)の話と、たま~にワインの話

【初心者向け】クーラーボックスの選び方

?

値段と大きさ、性能、重さが釣具において唯一、比例しするものです。

 

でも、実は沖釣りの場合、重さは余り考慮しません。

寧ろ、氷を補充できないので、性能(保冷力)が重要となってきます。

 

そんな沖釣りにおけるクーラーボックスの選び方について書いてみたいと思います。

?

保冷力とは

クーラーボックスは冷蔵庫では無いので、外からいかに熱を吸収しないでいられるかの性能です。

断熱性能と言っても良いと思います。

レジャー用途と違い、一度海に出ると氷を補充することは不可能です。

沖に出て、開け閉めをある程度行いながら、沖上がり、もしくは家に帰るまで保冷できることが最低条件となります。

釣具2大メーカーの1つダイワの基準は下記の通り。

www.daiwa.com

【JIS簡便法による測定とは?】

外気40℃に調整された恒温室内に、クーラーボックス本体容量の25%に相当する-20℃で製氷した角氷を入れたクーラーボックスを放置。8時間後に氷の重量を測定して氷の残存率を算出します。

【KEEP換算とは?】

その氷の残存率から、残存率が0%になるまでの時間を比例計算して、「KEEP○○」という値で表示しています。

 

 

一方、シマノは下記の通り。

fishing.shimano.co.jp

シマノの新基準『I-CE(アイス)』とは?Ice Control Efficiency - 氷保持能力 -

より確かな保冷力を選ぶために。どれだけ氷をキープできるかという〈氷の保持時間〉を保冷力の基準にした新しい単位、それが『I-CE』です。

クーラー内容量の20%の氷を31℃の温度下で1時間保持できることを1hと表し、たとえば『I-CE 70h』という表記なら70時間キープできる保冷力がある目安となります。

 

はいもう、同比較していいのかわからないですね。(笑)

もう好きなほう買えばいいと思います。2大釣具メーカーですので、お互い比較し切磋琢磨しているでしょうし。(思考停止)

?

素材毎の保冷性能

スチロール

1番安価です。

よくみるあの白いのが、プラスチックの中に入っています。厚さがそれなりにあれば保冷力はあると思いますが、開けてみないとわかりません。

ウレタン

発泡ウレタンが充填されています。 

真空パネル

真空のため、伝導熱を通しません。その代わり重いです。 

サイズの選び方

ターゲットに合わせて、選ぶのがいいでしょう。

ある程度は、大は小を兼ねるの考え方が適用できますが、必要な氷の量も増えますし、

隙間により魚が動くと、物理的に痛む事となります。

また、飲み物、食べ物を保冷する事も忘れてはいけません。

?

魚種別クーラーボックス

シロギス 、アナゴ 

10L前後から。

アナゴ は釣行時間が限られている上、船宿で捌いてもらえるので、小さくても問題なし。

シロギス は束超えるような条件だと当然足りません。20匹位と思ってください。

 

ライトアジ 、イサキ、マゴチ

25L以下でも良いですが、数が釣れると当然足りなくなります。

マゴチは良型なら横長タイプが良い。

 

カワハギ

25L。余程入れ食いにならなければ足りなくなることは無いのでは。

 

フグ

捌いてもらえるので25Lあれば。

 

真鯛

25Lだと、良型釣れると1,2匹で終わってしまう。

35Lクラス以上が無難。

 

アマダイ

外道を持ち帰るようなら35L

外道で賑やかのため。

 

マダコ

以外とかさばる。10杯釣るなら35Lあったほうがいい。

 

ヤリイカ

35L。パラソルサイズ混ざるなら横長で。

 

泳がせヒラメ

数が釣れるとものでは無いが、良型サイズを考慮すると35L

 

タチウオ

35Lクラス以上の横長のタイプがベスト。数が釣れると50Lが欲しくなるかも。

ワラサ、カツオ

ただでさえ長さがあるので、最低35Lの横長タイプ

入れ食いになると50L以上。

 

キハダ

尻尾ついた完全形で持ち帰るなら70L必須。

尻尾切って良いなら、30kgまだは55Lでも何とかなる?

 

餌用

テンヤタチウオイワシなら6L(余りを持ち帰る前提。)

コマセのつけ餌程度なら持ち帰ることもないので不要かな。

 

必須装備

  • 防水パッキン、倒れたり傾いたときに、海水が漏れない、漏れにくい。
  • ガチッと閉まるバックル。同じく、移動中に海水が漏れたら悲惨。
  • 35L以上はキャスター必須

 

あると良い装備

  • ハンドル、持運びに便利
  • ベルト、肩から下げるときは必須
  • 水抜き穴、多めに入れた海水を抜きやすい。
  • 取り外しできる蓋、洗いやすい。
  • 座れる。

 

レジャー用クーラーボックスと釣り用クーラーボックスの違い

ホームセンターで売っているのから、本格的なアウトドア用と様々です。一つ言えるのは、レジャー用は、BBQ等当日中に使うのが通例なので、安いものは保冷力が低いといえます。

海外製のレジャークーラーの場合、子供がなかから開けられるように、蓋の取り付けが頑丈ではない場合もあります。

値段

?

ヌシの使用中のクーラーボックス

秀和 ネオセラー35UL

カインズホーム等で販売。7000円ちょっと。Made in JAPAN。保冷剤はウレタン。

沖釣り開始時から使用。海水入れて、振り回しても水が漏れることはありません。でも古臭いデザインでおしゃれではありません。

LTアジ、イサキ、タコ、フグ、カワハギ、アマダイ、クロムツ、ヤリイカ、イシモチなどの釣りに活躍。

 

www.shuuwa.com断熱材にウレタンを使用し抜群の保冷力
パッキンは幅広で肉厚なパッキンを使用、クーラー内部の冷気逃がさず、外気の進入をシャットアウト
水を簡単に捨てられる水栓付き
取手は大型ハンドルをサイドに配置、持ちやすく丈夫です。

  • 容量34.8リットル
  • サイズ 外寸482×290×378
  • カラー  ブルー

ダイワ プロバイザートランクHD GU3500AM

コマセマダイ、タチウオ、などの長物の釣りに活用中。

みっぴシグネチャーというより、ウレタンモデルに抗菌機能が追加されたのでこれにしてみました。(蓋はスチロール)

横長なので、青物タチウオに最適。

しかし、蓋が両開きタイプのためさすがに逆さにすると水漏れするので注意!!!

 

www.daiwa.com■座れる頑丈マッスルボディ
■開閉便利なリフトアップオープンシステム
■容量35L、内寸55cmで中型から大型魚まで幅広く対応
■サイドハンドルと静音キャスター付きで持ち運び楽々
■運搬時に上フタをしっかり固定できるサイドロック
■90度回すだけで簡単に開閉可能な水栓付き
■ふんばるマン付きで抜群の安定感

抗菌機能を追加

 

秀和 ビックレジャー56

キハダ、カツオ、ワラサ等に活用。75Lと迷ってしまい、小さいほうを購入。ちょっと後悔?

標準ではキャスターがないので一人で運ぶことは困難です。

自衛隊ご用達の本格クーラー。容量の割りには高さを抑えてありますので乗用車のトランクにも楽々収納。

www.shuuwa.com断熱材にウレタンを採用!蓋と本体にすみずみまで、隙間なく注入され驚きの保冷力を実現
パッキンは発泡ゴムを採用し、ふたと本体を強力に密閉
本体底には、大型のゴム製ストッパーを装備
持ちやすい大型ハンドル付き
不要な水の排出に便利なように、サイドに水栓付き
高さを押さえた設計なので車のトランクにもらくらく収納

  • 容量56リットル
  • サイズ 外形 738×404×350

 

?

最後まで読んで頂きありがとうございました。

<