スコーピオン。日本語でいうとサソリ。
サソリといえば尻尾に猛毒の毒針を持つことで有名ですが、そんな名前を持つ魚があることはご存じでしょうか。
「Scorpionfish」
はい。それは、イズカサゴです。
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イズカサゴ(Scorpionfish)とは
言わずもがなの高級魚で、刺身良し。似ても焼いても良し。肝、胃袋等内臓も旨く、捨てるところがない魚といわれます。
通称「オニカサゴ」といわれますが、別種に正式なオニカサゴも存在します。
そんな美味しいイズカサゴですが、恐ろしい毒を持っています。
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イズカサゴの毒針の位置
イズカサゴはサソリのように毒針を持っています。
背びれ、胸鰭、尻びれにとげがあり、その刺が毒針となっています。
(エラブタにもとげがありますが、こちらは毒ではないようですが、鋭く危険です)
ニッパー、ハサミで除去するが、船外で行おう。
毒針は撤去しても、毒は有効なので、その刺が船内に残ると危険です。
毒の種類
タンパク毒です。実は、高温で無毒化されます。万が一刺されたとしても
出来るだけ絞り出した後、やけどしない程度にお湯をかけることで緩和できる可能性があります。
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刺されたときの症状
ヌシは刺されたことはありませんが(そもそも釣ったことがない)、以下の症状が出るそうです。
- 激痛(数時間のたうち回るほど)
- 紫色に患部が腫れる
- 重症になると呼吸困難や心臓衰弱まで起きる可能性
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応急処置
- 患部を清潔な水で洗い流す
- 患部から毒を可能な限り絞り出す(口で吸いだすのは、口腔内に傷がある可能性があるのでやめておきましょう。
- やけどしない程度のお湯で患部を洗う
その後病院へ行こう
イズカサゴの持ち方
所謂バス持ちといわれる、口の中に親指を入れて下あごを持つ持ち方が有効だ。
胴体を持ったり鰓に指を入れるのは危険だ。そのほかフィッシュグリップ等の道具を使おう。厚手の刺を通さないようなゴム手袋も有効かもしれない。
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