船宿のレンタル電動リールの大多数はシマノプレミオ3000だと思うんですよね。
ラインキャパ、操作の簡単さ、構造のシンプルさによる耐久性。
船宿さんに指示される理由が有ります。
初心者が、船釣り初めて最初は船宿レンタルだと思うので、大多数の方が使ったことあるのかなと思います。
でも、自分で買うとなると迷いますね。
プレミオは安いんだけど、他のリールは機能がいっぱいあって比較すると見劣りしてしまったり。
電動リールって価格がそれなりにするので、安い買い物ではないですよね。
しっかり比較して満足出来るリールを買いたいものです。
今回は、そんな初心者から脱出の一歩であるマイタックルのうち、最も高価なアイテムの1つである電動リールの選び方についてご紹介します。
あくまで一意見として参考にして頂けたら思います。
- 電動リール購入において押さえるべきポイント
- 東京湾・相模湾の釣りでターゲット別の電動リールに必要なスペック一覧
- ターゲット別東京湾・相模湾の釣りでおすすめの電動リール
- ヌシの持っている電動リール
- 2020電動リール新製品について
電動リール購入において押さえるべきポイント
釣行するエリア
まず自分がどのエリアの船宿をよく利用するのか決めましょう。同じ魚でも船宿によって釣り方、タックル、仕掛けって変わってきます。
例えば、アジでもライトアジ なのか、ビシアジなのか、マダイ含めたアジ狙いなのか、で船宿のタックルの制約は変わってきます。
仕立てならともかく乗合だと、周りと違うライン、仕掛けはお祭りの元となります。
みんなお金を払って乗っているので、お互い気持ちよく釣りしたいですね。
狙うターゲット
勿論、1つのリールで全ての釣り物をカバーできるのがよいですが、そんな万能リールありません。たとえば、巨大なリールで一日中しゃくり釣りができますか?一度でも高切れして、釣りが続けられなくなってもよいでしょうか?非力なリールで、いつまでも魚が上がってこず、結局手巻きになってもよいでしょうか?
ぎりぎりのスペックや、大きければいいという「大は小を兼ねる」の考え方は、あとで後悔することになります。
以上を踏まえて、筆者がよく行く、相模湾・東京湾においてターゲット別におすすめ製品をご紹介したいと思います。
東京湾・相模湾の釣りでターゲット別の電動リールに必要なスペック一覧
同じ相模湾だとしても、船宿で釣り方・タックルのスペックが変わってくるのは前述したとおりです。詳細はよく行く船宿に確認しましょう。
あくまで一例としてお考え下さい。
LTアジ、イシモチ、シロギス、カワハギ等
基本、電動リールは不要だと考えています。むしろ重くなるデメリットが目立ちます。
LTタチウオ
PE1.5号前後 300m
高切れはつきものの釣り。冬場を考慮すると100m程度の水深となることもあるので、300mは欲しい。
LTアマダイ
PE1.5号前後 300m
100m以上の深場を攻めるので、十分なラインキャパが望ましいです。
ノーマルタチウオ
PE3号300m以上
LTタチウオと錘が異なる以外は同じとなります。
ノーマルアマダイ
PE3、4号 300m以上
80号の錘で100m以上の深場を攻めます。手巻きでは回収のたびにエクササイズとなります。
真鯛・ワラサ
PE3号、4号 200m以上
そこまで深場ではないのでラインキャパは不要ですが、ワラサの場合はパワーがありますので4号のほうが無難です。ブリなどは5号以上となりますので、含みません。
ビシアジ
PE4号 300m以上
相模湾においては100mくらいの深場を攻めることもあります。ラインキャパ300mあると安心です。
ヤリイカ・スルメイカ
PE3,4号300m以上
ヤリイカの場合お祭りでPEが切れることはあまりないですが、水深が200以上となるため、400mあると安心です。
LT中深場
PE3,4号400m以上
相模湾の錘150号程度のクロムツでは300mを超える場合もあります。
自分は過去糸が全部でて、スプールピンで糸が止まりひやひやしたことがあります。
カツオ・キハダ
PE8号、10号、12号 400m以上
カツオは表層を遊泳していますし、かつ、お祭りを避けるためドラグフルロックですが、キハダはかかった後に200m以上走られることもあります。またお祭り必須の釣りなのでラインキャパは余裕が欲しいです。
かかった後はドラグ2kg~5kgにてあげてくるので、そこまでハイパワーなリールは必要ないかもしれません。ただし、30分以上かかる場合もあるので、放熱性、耐久性に優れている必要があります。
筆者は持っていません。
ターゲット別東京湾・相模湾の釣りでおすすめの電動リール
次に2大釣具メーカーにて買うべき電動リールをご紹介します。
シマノは探見丸連携などの機能がそろっています。上位モデルのビーストマスターはブラシレスモーターを採用しています。ただし基本右ハンドルが多いです。
ダイワはジョグパワーによるワンハンドによる片手での操作感があります。
300
LTタチウオ、LTアマダイ向けの電動リール
フォースマスター600、プレイズ600
フォースマスターはタッチドライブというボタン式で賛否両論ある模様です。
シーボーグ200J、レオブリッツ200J
シーボーグ、レオブリッツの違いはモーター。ですが、そんな大きな違いはないかも。
ノーマルタチウオ、アマダイ、真鯛・ワラサ
フォースマスター1000、プレイズ800/1000
シーボーグ300J、レオブリッツ300J
FM3000、プレイズ3000やシーボーグ500J、レオブリッツ500Jだとちょっと誘うには重さがつらいかな。真鯛・ワラサは置き竿でもいいですが、
ビシアジ、ヤリイカ・スルメイカ
フォースマスター3000/1000、プレイズ3000/1000。
シーボーグ300J/500J、レオブリッツ300J/500J
スルメイカなどは多点掛けすると負荷がかかるので、お金に余裕があればビーストマスター2000/3000もよいと思います。がFMで力不足という話は聞いたことがないです。レオブリッツも同様です。
相模湾LT中深場
フォースマスター3000、プレイズ3000、シーボーグ500、レオブリッツ500
カツオ・キハダ
ビーストマスター、フォースマスター6000/9000、シーボーグ800シリーズ。
耐久性を重視したほうがいいです。とはいえ、手巻きで上げる覚悟があれば問題ないかと。
ヌシの持っている電動リール
ダイワ 16シーボーグ300J-L
最初に購入した電動リールです。やはり関東圏の沖釣りのカバー範囲を考慮すると
PE4号300m巻いておきました。
高切れ経験はないですが、LT中深場ではちょっと足りないなと感じ、PE3号400mに巻きなおしました。
ダイワ 19シーボーグ200J-L
PE1.5号400m巻いています。300番だとしゃくり続けるようなタチウオなどはちょっと重いので2号300mが巻けるリールを手巻き含め探しましたが、どうせ買うなら投資を集中したほうが効率的との判断にいたり、ためたポイントを投入し購入しました。
ほとんどLTタチウオ専門といってもいいと思います。
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2020電動リール新製品について
相模湾、東京湾前提での考察です。またヌシの偏見多々入っておりますので、ご容赦くださいませ。
ダイワ 20シーボーグ200J-DG
私の場合、2台目としては需要がマッチしたと思います。ダブルハンドルが好みの人もいると思いますので、よいと思います。ただEVAハンドルは汚れやすいかな。アルミハンドルのほうが高級感もあるので、シングルハンドルを選ぶかもしれません。
ダイワ 20シーボーグ300MJ
昔から300MJはありました。メガツイン、使ったことないですが、スルメの多点掛けに活躍しそうです。yaccoさんも使っていた気がします。メガツインの分若干重いですが、500よりは軽いので良いと思いますが、いかんせん高い!
ラインキャパが増えるメリットを考えると、自分は500シリーズを買ってしまうかも。
シマノ 20ビーストマスターMD3000
探見丸は、別に持っていたら別にいらない気がします。普通のBM3000でもいい気がします。お金に余裕があればという感じかな。
いかがでしたでしょうか。皆さんの電動リール選びの手助けになれば幸いです。
最後まで読んで頂き有り難うございました。